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セミナーレポート
観光業界の事例から読み取るインバウンドWebプロモーションセミナー

  2020年2月4日(木)アウンコンサルティング主催のインバウンドプロモーションセミナーを開催しました。「【まだ間に合う!】オリンピックに向けた訪日集客 観光業界の事例から読み取るインバウンドWebプロモーションセミナー」と題して、移動交通・旅行・航空の3業界の事例をもとに、オリンピックを控えたこれからのインバウンドプロモーションについて講演を行いました。今回はこちらのセミナーレポートをお届けいたします。

【 当セミナーで得られること 】
・インバウンドWebマーケティングの基礎知識
・ターゲット国の選定方法とインバウンド主要国のプロモーションの特徴
・SEO、リスティング広告などの各手法の特徴
・最新のインバウンドWebマーケティングトレンド
・オリンピックに向けた旅前・旅中に最適なインバウンドプロモーション手法

― プログラム ―

●インバウンドプロモーションの基礎知識

・2019年のインバウンドトレンド振り返り
・ラグビーワールドカップで消費額が大きく増加した理由は?
・オリンピック開催時、注意すべきは「クラウディングアウト」

講師紹介

アウンコンサルティング株式会社
取締役副社長
菊池 明

2006年アウンコンサルティング入社。大手メディア、Eコマース、保険、人材業界など上場・大規模クライアントを中心に5年間一貫してSEMコ ンサルティングに従事。 特に販促観点でのプロモーションには定評有り。SEMグループのチームマネージャー、グループマネージャーを経て2010年4月よりタイ法人であるアウンタイラボラトリーズ株式会社のDirectorとして30名を超える現地法人の運営と現地スタッフの育成、売上拡大における販売戦略の立案と実行から顧客支援と全般業務を推進。

●インバウンドプロモーション事例① 【鉄道業界】

・鉄道業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
・オリンピックに向けたキーワードは「地方総客」と「隙間時間」

講師紹介

アウンコンサルティング株式会社
マーケティンググループ 
グループマネージャー
加藤 晋 

2006年4月アウンコンサルティング入社。検索エンジンマーケティング(SEM)事業で、大手BtoC・上場企業中心にコンサルタントとして従事。 2009年1月より沖縄支社に出向、現地法人運営責任者として従事。2011年3月よりグループ会社のアウンタイラボラトリーズ(株)に出向し、セールス マネージャーとしてWeb制作やインバウンド・アウトバウンドを含むセールス部門を統括。2012年6月よりアドバタイジンググループマネージャーとして 国内・海外でのインターネット販促支援にあたる。 

●インバウンドプロモーション事例② 【旅行業界】

・旅行業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
・オリンピックの訪日客の集中に備えて商品在庫とプロモーションの連動を
・クラウディングアウトを考慮したパッケージ提案について

講師紹介

アウンコンサルティング株式会社
マーケティンググループ 
シニアスタッフ
斉田 真也

大学卒業後、大手テーマパークのグループ企業に入社。 関連部署の購買調達業務に従事し、その後、アウンコンサルティング株式会社に入社。 シニアスタッフとして入社以降、一貫して多言語/インバウンドプロモーション支援に従事。特に旅行業界においては卓越した支援実績を誇る。

●インバウンドプロモーション事例③ 【航空業界】 

・航空業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
・航空券予約ニーズは5月にもあり。航空業界がこれから行うべきプロモーションは?
・クラウディングアウト観点から、搭乗率の低い日本国内地方路線のプロモーションの検討を
講師:アウンコンサルティング 取締役副社長 菊池 明


●インバウンドプロモーションの基礎知識

2019年のインバウンドトレンド振り返り
日韓関係の悪化による訪日韓国人のマイナス分をラグビーワールドカップで補った2019年
  まず、菊池から、最新のインバウンドプロモーションにおける基礎知識の解説がありました。日韓関係の悪化を受けて、2019年の訪日韓国人は前年比25.9%減の558.4万人で、2019年の訪日者数が伸び悩んだ大きな原因の1つとなりました。一方、消費金額で見てみると前年比6.5%増の4兆8113億円とプラス成長することができました。菊池は「ラグビーワールドカップにより、欧米欧州・豪州の消費金額が増えたことが大きな要因です。」と、2019年のインバウンド市場を振り返りました。

ラグビーワールドカップで消費額が大きく増加した理由は?
試合会場の地方分散・開催期間が長期だったため、観戦なしの旅行客と比較して消費額が大きく増加

  ラグビーワールドカップは、インバウンド市場においてプラスの効果をもたらしました。そのポイントは大きく上げて2つあり、試合会場が地方に分散していたことと、開催期間が長期に渡っていたことです。
  菊池は「ラグビーワールドカップの経済波及効果4,300億円のうち1,540億円は訪日客の消費であり、宿泊費・飲食費・交通費・スポーツ観戦費が大きく伸長しました。また、オリンピックと異なり、試合開催地が地方分散したことにより開催期間中、観戦目的以外で日本に訪れる訪日者数も鈍化することなく、訪日客を取り込むことができました。」と、対象地域の宿泊予約のデータなどをもとに解説しました。

オリンピック開催時、注意すべきは「クラウディングアウト」
  クラウディングアウトとは、大型イベント開催時に発生する混雑や滞在費の高騰を見越し、その時期に該当エリアに旅行することを避ける人が増えて結果的に旅行者が減る現象のことをいいます。本セミナーでは実際にクラウディングアウトが起きたロンドンオリンピックを例に、東京オリンピック時のクラウディングアウトに備えるよう呼びかけました。菊池は「東京オリンピックはラグビーワールドカップと異なり、地方開催競技が少なく、旅行客が首都圏に集中します。国を上げて地方創客を促すプロモーションを事前に行うことが重要です。」と述べました。
  最後に、カスタマージャーニーマップなどをもとにターゲット層別のアプローチ方法について説明し、「オリンピック旅前の情報収集の山は5月辺りにもう一度あります。これは最後の旅前接触チャンスであるため、認知系のプロモーションを積極的に行うと効果的です。」と解説しました。

●インバウンドプロモーション事例① 【鉄道業界】

  訪日外国人が日本で最も利用している鉄道。利用率が多い一方で『コミュニケーションで特に困った場所』として挙げられるなど、受け入れ体制に課題も多くあります。そんな鉄道業界のプロモーションについて、今回は、加藤から業界を取り巻くインバウンドマーケット概況や鉄道業界のお客様の事例をもとに、プロモーションの手法や注意点を講義いたしました。

鉄道業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
クリエイティブを考慮し、列車の魅力だけではなく沿線の観光地をメインとしてモデルコースを記載するのがポイント

  鉄道業界のプロモーションについて、「快適性を訴求するものより、『〇〇から〇〇まで何分』と具体的な時間を記載し、アクセスの良さを歌うプロモーションのほうが現地のユーザーには刺さります。」などと広告出稿をする際の具体的なプロモーションの手法を紹介しました。また、別の鉄道会社が発行しているパンフレットを提示し、列車の魅力だけではなく、沿線の観光地をメインとしてモデルコースを紹介していること、5ヶ国語で用意されており、PDFでダウンロードできるため事前に準備して持ち歩くことができることなどをポイントとして挙げ、紹介しました。また、加藤は「インスタ映え等、ターゲットの好みに合わせて観光地を紹介することが大切です。」などと、プロモーションにおける注意点やコツを紹介しました。

オリンピックに向けたキーワードは「地方総客」と「隙間時間」
  東京オリンピックでは前述したクラウディングウトを考慮したプロモーションが鍵となってきます。それは鉄道業界も同様です。観光庁、及び、日本政府観光局(JNTO)は、2020年のオリンピック・パラリンピックを最大の機会と捉え、日本の各地域における2020 年ならではの特別プログラムを実施しています。加藤は「『東京オリンピック=日本オリンピック』のイメージを払拭するとともに、東京から県をまたいで運行している路線は、各地の魅力を積極的にPRすることが必要」と地方創客への取り組みを促しました。
  また、オリンピック期間中の隙間時間の有効活用の必要性を投げかけ、「オリンピックでは日程の都合上隙間時間ができることが想定されます。観戦ツーリズム客対象となりますが、東京近郊で運行している路線は隙間時間(日帰り、一泊二日)で観光できることをアピールする必要があります。」と述べました。

●インバウンドプロモーション事例② 【旅行業界】

  この講義では、実際に大手旅行業界企業様を担当する斉田から旅行業界のプロモーション方法について紹介いたしました。

旅行業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
ターゲットに則した言語対応と、流入だけでなく購入までのユーザビリティを考慮したプロモーションを行うことが大切

  鉄道業界と同様、表示する広告のわかりやすさの重要性を述べた後、斉田は「旅行業界に関しては商品購入がゴールとなるため、ユーザーの流入だけでなく、流入した後のユーザビリティが重要となってきます。」とサイト内のユーザビリティの重要性を投げかけました。

オリンピックの訪日客の集中に備えて商品在庫とプロモーションの連動を
  ラグビーワールドカップ開催時の大分市を例にあげ、試合開催日当日泊の平均宿泊施設料金高騰率が282%、平均宿泊施設満室率が83%と高い結果になったことを受け、「大分県は、今大会においてスポーツツーリズムの恩恵を最も受けることのできた地域の中の1つと言えます。東京オリンピックに関しては基本的に東京を中心とした首都圏が会場になるため、首都圏周辺の商品の金額変動や在庫状況等の動向が大きく変動すると予想されます。オリンピック期間中にはプロモーションと商品情報を密に連携させ、適切な情報を発信することも効果的なプロモーションを行う上で重要になってきます。」と述べました。

クラウディングアウトを考慮したパッケージ提案について
  斉田は「海外の旅行関係者は『東京抜き』では魅力的な旅行商品が作りにくいと考え、大会期間中の商品造成を回避する傾向にあります。その結果、旅行需要が他国に流出し、余力ある地方への旅行者までもが減少する恐れがあります。」と述べた後、JNTOが行う、オリンピック選手を起用した地方創客に向けた取り組みを紹介しました。
  また、オリンピック後のプロモーション成功事例について、「ロンドン大会では、英国政府により『GREATキャンペーン』という国際的なイメージキャンペーンが実施されました。閉会後も、大会の映像を利用したCMを制作し、海外のテレビ局や旅行関連のWebサイトで放映するなどPRを続け、観光だけでなく、工業や農業といったさまざまな分野においても、大きな成功を収めています。」と、大会後のプロモーションについても紹介いたしました。

●インバウンドプロモーション事例③ 【航空業界】

  航空業界では、各社が無料搭乗や割引キャンペーンを行い、地方創客を狙う取り組みがトレンドとなっています。菊池からは航空業界のプロモーションについてプロモーション事例の紹介を行いました。

航空業界におけるインバウンドプロモーションの抑えるべきポイントは?
SEO観点ではOTAと航空会社ではサイト構成が違い、対策すべきポイントが大きく異なるため注意が必要

  菊池は 「OTAの場合、関連性が低い読み物系まで対策すべきかどうかが議論されますが、航空キャリアは一般ワード対策の実現性が問われます。」と、SEO観点からOTAと航空会社のサイトについて対策すべきポイントを紹介いたしました。

航空券予約ニーズは5月にもあり。航空業界がこれから行うべきプロモーションは?
  航空券予約ニーズが5月にもあることを示した上で「航空業界のアプローチ方法はほとんどが旅前のため、チャンスを取りこぼさないように注意してください」と呼びかけました。

クラウディングアウト観点から、搭乗率の低い日本国内地方路線のプロモーションも検討を
  「オリンピックのためチケット予約はほぼ自動的に埋まっていくと想定されます。クラウディングアウト観点からは、搭乗率の低い日本国内路線のプロモーションも検討すべき」と、地方路線のプロモーション強化を呼びかけました。
以上、オリンピックに向けたインバウンドプロモーションセミナーレポートでした。

※本レポートはコロナウィルス影響を大きく受ける前に実施されたセミナーであり、現時点での情勢、環境と大きく異なります。

なお、こちらのセミナー資料については以下からダウンロードが可能です。
▼セミナー資料ダウンロード
https://www.auncon.co.jp/seminar/download/inboundpromotion.html

また、『インバウンドプロモーションの始め方』や各種サービス資料もダウンロードが可能です。
▼サービス資料ダウンロード
https://www.auncon.co.jp/service/download.html

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