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【Google】パフォーマンス プランナーのアップデートとその影響について

2022年02月09日
キャンペーン

目次

2021年11月30日、Googleは「パフォーマンスプランナー」に関するアップデートを発表しました。

Googleの「パフォーマンスプランナー」に関するアップデート発表

※引用:GoogleWEBサイト、パフォーマンスプランナーを使ってアカウント全体のプランを作成するより
https://support.google.com/google-ads/answer/11394472

アップデートの内容を見る限り、年末商戦に向けて広告アカウントのパフォーマンスを改善させるために、今回のアップデートを上手に活用しましょう。という趣旨のようです。

そもそも、「パフォーマンスプランナー」とは、Google広告内におけるツールのひとつで、期間や指標(コンバージョンやコンバージョン単価等)、目標値を設定することで、過去の配信データから広告の効果を算出してくれるツールになります。
もともとは「予算プランナー」として、予算を計画する際に用いられる目的で生まれました。

この機能が度重なるアップデートで、ただ単純に予算を見積もる為のツールとしてではなく、

・決められた予算内で獲得単価を最適化する計画を立てる
・予算を大きく上げたり、下げたりシミュレーションする

と用途が多様化されていくことに伴い「パフォーマンスプランナー」という名称に変更され、かつ時折アップデートが実施されています。

アップデートの概要

今回アップデートの概要は以下の通りです。

1.要件を満たしていなくても使えるようになった

Googleのアップデートによれば、

アカウント全体のプランを作成する際に、過去の掲載結果を使用するか手動予測を追加することで、以前は要件を満たしていなかったキャンペーンをプランに追加できるようになりました。

と記載があります。
前提として「パフォーマンスプランナー」は広告アカウントが一定の要件を満たしている必要がありました。具体的には以下の通りです。

パフォーマンスプランナーについて(要件)

※引用:パフォーマンスプランナーについて(要件)
https://support.google.com/google-ads/answer/9230124#requirements

上記のように、キャンペーンタイプ毎に掲載期間やクリック数、コンバージョンの件数など、プランニングを算出する際に必要な掲載実績がないと機能が使えないという大きな制約がありました。
通常運用しているキャンペーンに対して、この制約は大きな障壁にはなりませんが、例えば新しくキャンペーンを作成する際に元データが必要になる場合、あるいは全くの新規でGoogle広告のプランニングをする際などは使いようがない機能でもありました。
おそらくはそういったキャンペーンを持つ、持とうとしているほとんどの広告主にとって最も影響の大きいアップデートがこの内容になるのではないでしょうか?

2.最適化案の把握が容易になった

「新しい [推奨される変更] 列で、パフォーマンス プランナーによる最適化案を一目で把握できるようになりました。この列には、特定のキャンペーンに対して推奨される予算および入札単価が表示されます。」
2点目としては上記の通り新たに「推奨する変更」の列が追加され、最適化案を一目で把握することが容易になった点が挙げられています。
もともと、パフォーマンスプランナーには「推奨プラン」が表示されその内容を確認する機能はあったわけですが、さらに確認しやすく、選択がしやすい表示構成に更新されました。

3.「サブ指標」を追加できるようになった

パフォーマンス プランにサブ指標を追加できるようになりました。
これにより、主な指標以外の指標によるパフォーマンスへの影響を簡単に把握できます。たとえば、コンバージョン数を最大化するプランを作成する場合は、クリック数の変化を表示する列も追加できます。

3点目として「サブ指標」を追加したプランニングができるようになりました。
上記のように、例えばコンバージョンなどメインの指標を重視しながらもクリック数との兼ね合いを算出しつつ、プランニングができるようになりました。

4.コンバージョン率を設定する期間を選択できるようになった

過去のコンバージョン率を使用する期間を選択できるようになりました。
これにより、プランで使用している期間に想定するコンバージョン率に近い、過去のコンバージョン率を使用できます。

最後に過去のコンバージョン率を設定する期間を選択できるようになった点が挙げられています。
このことにより、パフォーマンスが良かった時期や逆に悪かった時期など限定的なサンプルに基づいたプランニングが確認できるようになったため、シミュレーションの幅が広がったことが伺えます。また、掲載結果以外の要因、例えば新商品の投入や季節変動など特定の期間を切り出すことで、広告データ以外の側面からもプランニングができるようになったと言えます。

実際の運用に関して

さらに使いやすくなった

以上のようなアップデートが実施されたわけですが、実際運用する際には結論としては、「さらに使いやすくなった」という事に尽きます。

「パフォーマンスプランナー」に関しては、度重なるアップデートを経て利用価値が日々高まっています。過去には検索キャンペーンの共有予算のサポートのアップデートや、コンバージョンの遅延が考慮されるアップデートなど先進的な更新が何度かされてきています。

先にも述べたように、今回のアップデートの中では「必要な要件」が大きく見直されたことによる恩恵を多くの広告主が手にするのではないでしょうか?

様々な視点からのプランニング

これまでの「パフォーマンスプランナー」はあくまでも過去の実績に基づいた(根拠のある)予算プランの算出にフォーカスされていましたが、今回のアップデートによって、それに加え、仮設に基づいた(根拠のない)プランニングにも威力を発揮することができるツールに進化しています。
コンバージョンレートなどの指標とクリック数などの定量的な値、そして予算との掛け算で無数のプランニングが実現できることになりました。
このことが今回のアップデートの最大の影響になるのではないでしょうか?

海外向けプロモーションへの影響は?

では、この「パフォーマンスプランナー」のアップデートによる海外向けプロモーションへの影響についてですが、まず、既に述べている点からも直接的な影響はないと言えます。
一方で、広告主が有する背景によっては大きく利用価値が上がる部分もあることが伺えます。例えば、

・海外初プロモーションで保有する実績データが皆無の場合
・複数国にビジネスは展開しているものの、1ヵ国のみプロモーション実績を保有し、今後発展させていきたいと考えている場合

などといったデータが十分にそろっていない広告主でも、ある程度の見当をつける物差しを提供してくれるツールであることが言えます。

まとめ

今回は「パフォーマンスプランナー」のアップデートについてその内容と影響についてまとめてみました。
運用型広告に関しては、実績に基づいて仮説と検証を繰り返しながら最適化していく運用が中心にありますが、媒体の機能(ツール)をうまく活用することで、仮設に対する裏付けを固めたり、最適化の段階でツールを活用するなど、運用面での選択肢の幅が増えたことも大きな意味があると言いえそうです。

ただ最も重要な部分は「精度」になるので、引き続き精度に関する検証や知見の蓄積が重要な点となります。

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