最新情報をお届け
メルマガ登録はこちら➔

インバウンドコラム
海外旅行の再開意欲はその国の感染収束状況とは無関係

2021年01月14日
キャンペーン

台湾・香港・オーストラリア・イギリス 海外旅行意欲が高い市場はどこ? 日本政府観光局レポート

  日本政府観光局(JNTO)が12月24日、興味深い調査レポートを発表しています。海外旅行の需要回復が早い市場はどんな市場か?需要回復をリードするセグメントとはどのような人々か?何が需要回復の契機となるか?ウィズコロナの旅行トレンドはどう変わるか?これを踏まえJNTOのプロモーションはどんなことに留意する必要があるか?主にこの5つポイントに焦点を当てて、台湾、香港、オーストラリア、イギリスを対象に2020年9月にオンラインアンケートを実施した調査レポートです。この市場を選んだ理由は、近距離の台湾・香港と遠距のオーストラリア・イギリス比較と、新型コロナウィルス感染が収束している台湾・オーストラリアと感染拡大が続く香港・イギリスを比較するためです。
  まず、需要回復が早く進む市場はどこかというと、調査時点(2020年9月)では、ビジネス旅行を含み次の海外旅行を検討しているか?という問いに「はい」と答えた人が一番多かった市場は、イギリスです。夏のバカンスシーズンにEU圏内の旅行が緩和されたことが影響していると考えられます。12月に入り感染拡大の第三波が一向に収まる気配を見せず、再び全土ロックダウンに入った今では、また意識が変化しているかもしれませんが、9月時点でも意外に思います。一方、世界でも最も新型コロナウィルス抑え込みに成功している国の一つ、台湾が、海外旅行の検討に最も慎重なことがわかりました。海外旅行を再開する意欲は、居住地の感染収束状況とは無関係で、新型コロナウィルスに対する危険性認識の高さのほうが強く影響しています。セグメント別に見ても調査したいずれの市場でも、海外旅行再開には「コロナに対する危険性認識」の影響が大きく、年齢・収入など代表的なデモグラフィック属性と旅行再開時期の間には各市場共通の関係は認められません。海外旅行需要回復は、新型コロナウィルスへの危機意識が高い市場は遅れる可能性が高い恐れがあります。また、訪日経験者の方が訪日再開に積極的ではありますが、リピーターの多い台湾や香港市場は訪日頻度が今までより「下がる」と答えた比率が高く、訪日経験回数が4回以上でも訪日頻度低下の恐れがあり、留意が必要です。海外旅行需要回復のきっかけは、やはり治療薬の発見など感染症対策の進捗を選ぶ人が多く、入国・帰国時の隔離措置の解除などを上回っています。
  ウィズコロナにおいても旅行中のアクティビティには、大きな変化はみられませんでした。 「自然体験」のみが4市場で「増える」が「減る」を上回りましたが、4市場ともに、調査項目中「(頻度が)変わらない」という回答が半数以上を占めました。観劇やエステ、アミューズメントパークなど、密室や人が密集するイメージがあるものは警戒される傾向がみてとれます。(参照※1、グラフa、b)ウィズコロナ時代のプロモーションで留意すべきことは、従来から提供されてきた観光地の混雑状況や入国時の待ち時間といった通常の観光情報に加え、感染症対策や感染者数の統計情報、旅行中に感染した場合のサポート情報がセットで求められています。また、パンデミック前は、旅の情報源は「知人・友人などの情報」「トリップアドバイザーなどの口コミサイト」等が上位でしたが、コロナ下においては「旅行先・居住国政府のホームページ」が多く、旅行先の状況把握には政府機関等の公的な情報源の利用意向が高くなっています。(参照※1)

次に挙げるアクティビティについて、あなたが旅行先(ビジネス目的の旅は除く)で行う頻度は以前と比較して変わると思いますか。
次に挙げるアクティビティについて、あなたが旅行先(ビジネス目的の旅は除く)で行う頻度は以前と比較して変わると思いますか。

※1 海外旅行意識調査 | 日本政府観光局
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/topics/20201224.pdf

最新のコラム

Contact us

お問い合わせ

少しでも不明点等ございましたら
お気軽にお問い合わせください。

※こちらからの営業目的の連絡はご遠慮ください。

アウンコンサルティング株式会社が提供するサービスについて、資料請求、お問い合わせをお受けしております。
必要事項ご記入の上、「確認画面へ」ボタンを押してください。

Top