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インバウンドコラム
世界中が景気後退するなか 中国経済はV字回復

2020年11月11日
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中国GDP・消費 バランスを取り戻しつつある

  8月、SNSで拡散された武漢で開催されたプールイベントの様子に驚いた人も多いのではないでしょうか。まさに、このコロナ禍が始まった都市で、腰あたりまでプールの水につかった人々がひしめき合い、音楽にあわせて大騒ぎしている映像は、またたく間に世界中に拡散されました。厳格な都市封鎖から7ヶ月、世界はコロナ禍の真っ只中で未だ苦しんでいますが、中国はいち早くコロナ以前の日常を取り戻したようにみえます。中国当局によると、2020年7月~9月期の国内総生産(GDP)は、前年同期比4.9%増加と発表されています。世界の大多数の国が大きな景気後退に見舞われている中、中国の成長率はパンデミック前のよりやや低い程度までV字回復しています。要因は明確で、いち早くウィルス感染拡大を封じ込め、経済活動を再開することができたからにほかなりません。学校は再開し、工場は通常運転、レストランもにぎわっています。そして、他国より有利な点は、中国は徹底した渡航制限を行い、鎖国状態にも十分耐えられるということです。例えば、ニュージーランドでは、コロナ対策に成功していますが、市場規模が小さく、中国のような厳格な政策を取ることはできません。
都市封鎖を緩和し始めた2月頃、中国政府はまず、感染拡大防止の新たな規制を適用しやすい、工場の再開にフォーカスし、公共インフラプロジェクトを複数開始しました。続いて、国内消費を活性化させるため、ショッピングモールなどの規制を緩和しました。しかし、失業保険が乏しい中国の労働環境のなか、多くの失業者が消費を控えていました。当初の中国GDPのV字回復は、工業生産と投資支出によるもので、それぞれ第2四半期(2020年4月~6月)成長率は5%でした。しかし、消費の成長率が2%以上低くなったため、全体で3.2%の成長率にとどまっていました。最新のデータによると、第三四半期は消費の成長率約2%プラスに転じ、代わりに政府支出の成長率は3%ほどと、ほぼパンデミック前の水準にもどり、GDP内訳のバランスを取り戻しつつあります。(参照※1、グラフa) ただ、この中国政府の数値は、信頼できるのか、といぶかる人も多いでしょう。2013年以降の中国政府発表の前年比データと英キャピタル・エコノミクスとアメリカ中央銀行のデータを比較すると、中国政府の数値は、異常にスムーズなことみてとれます。(参照※1、グラフb)しかし、直近の数値は似通っており、中国経済の回復は現実のもののようです。

中国のGDP推移

※1 中国消費リバウンド | The Economist
https://www.economist.com/graphic-detail/2020/10/19/in-a-world-mired-in-recession-china-manages-a-v-shaped-recovery

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