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インバウンドコラム
2020東京オリンピック 開催を願い

2020年03月12日
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2012年ロンドン・オリンピックの英国インバウンド内訳を考察

 2012年ロンドン大会は、オリンピックを7月27日から8月12日まで、パラリンピックは8月29日から9月9日までの期間で開催されました。イギリス国家統計局(ONS)が、2012年通年の英国インバウンド観光への大会の影響を、2012年の国際旅客調査(IPS)データをもとに分析しレポートしています。

2012年英国への観光旅行のうち、オリンピック関連イベントへの参加は698,000件でした。主にオリンピック・パラリンピックを目的とした訪問は471,000件で、別の目的で訪問したけれど、オリンピックのチケット購入や関連イベントに参加した訪問は227,000件です。全体の約4分の3は8月の訪問で、残りは7月と9月にほぼ均等に分かれました。698,000件のうち419,000件はヨーロッパからで、126,000件が北米から。151,000件がその他の国からでした。主にオリンピック・パラリンピックを目的とした訪問ソースの1位は米国で、フランス、ドイツ、オランダがそれに続きます。ヨーロッパと北米以外では、オーストラリアから15,000件、2016年に次のオリンピックを開催したブラジルからの訪問は8,000件でした。(参照※1、図1)

2020年ロンドン 主にオリンピックを目的に英国を訪問した国・地域別シェア

オリンピック・パラリンピックを主な目的として英国を訪れた旅行者は、滞在中に平均1,553ポンド(約25万円)消費しました。これは同時期に他の目的で訪れた人の2倍にあたります。ですが、消費額の高さは滞在期間とは比例していません。7月から9月の全訪問者平均滞在は9泊でしたが、オリンピック・パラリンピックを主な目的とする人の平均は8泊でした。2012年中、ロンドンの収益は増加しましたが、他のイングランド地域やスコットランド、ウェールズは恩恵を受けていません。オリンピック・パラリンピックイベントの大部分はイングランド南東部で行われました。

オリンピック・パラリンピックを主目的で英国を訪れた471,000件のうち77%の364,000件が、ロンドンに少なくとも1泊しました。2012年のロンドンへの(目的は問わない)訪問数は、2011年と比較して1.1%増加しました。ロンドンに一泊以上した訪問に関連する総旅行消費は、2011年と比較して7.0%増加し、7億ポンド(約9百億円)でした。ロンドンへの総訪問数は2009年から2011年にかけて7.6%増加し、年間旅行収益は14.2%増加しました。これは英国の他の地域よりも大幅な増加です。英国の他の地域への収益は1%未満増に留まりましたが、スコットランドへの訪問数は7.6%減少したものの、収益は9.1%増加しました。(参照※1)

オリンピック・パラリンピック開催決定後は、開催国のインバウンド需要が長期間にわたって喚起される傾向があります。(参照※2、グラフa)2012年のロンドンオリンピックの実績から、近隣国と遠方からはアメリカやオーストラリアなど水泳など夏のオリンピック種目に強い国からの観光客数が増え、オリンピックを目的とした旅行支出は高い傾向がみられます。2020年東京五輪開催については、未だ不透明ではありますが、インバウンド経済回復のためにも、COVID-19流行の早期収束と五輪無事開催を願うばかりです。

2020年ロンドン 主にオリンピックを目的に英国を訪問した国・地域別シェア

※1 ロンドン・オリンピック2012 - ONS
https://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20160107134547/http://www.ons.gov.uk/ons/rel/ott/travel-trends/2012/sty-visits-to-the-uk.html
※2 過去のオリンピックにおける観光の状況 - 観光庁
https://www.mlit.go.jp/common/001029815.pdf

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