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コラム

2019年05月15日
アウンコンサルティング株式会社

2018年訪日外国人消費動向 宿泊、飲食、交通、娯楽・サービス、買い物 費目別ランキング

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インバウンドコラム
2018 年訪日外国人消費動向
宿泊、飲食、交通、娯楽・サービス、買い物 費目別ランキング

  2018 年の訪日外国人旅行消費額は、総額 4 兆 5,189 億円でした。(参照※1、グラフ a)2018 年からクルーズ客 の旅客を年別調査結果へ反映しているため、昨年と単純には比較できず参考値となりますが、昨年 2017 年の 4 兆 4,162 億円から増加率は 2.3%。2016 年度比 17.8%増加した 2017 年に比べると大きく伸び悩んでいます。(参照 ※1、グラフ b)費目別の訪日外国人旅行消費額の構成比では、2017 年より引き続き買物代が 34.7%と最も多く、宿 泊費(29.3%)、飲食費(21.7%)と続きます。2017 年に比べると、宿泊費と飲食費、娯楽等サービス費の構成比が 1%ポイント以上増加し、買物代の構成比が 2.4%ポイント減少しました。(参照※1、グラフ c)

2018年訪日外国人旅行消費額

訪日外国人旅行消費額と訪日外国人旅行者推移

訪日外国人旅行消費額の費目別構成比

  2018 年の訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出(速報)は 15 万 3 千円の推計で、前年比はこちらも参考値 ですが-0.6%減っています。国籍・地域別では、オーストラリアが最も高く 24 万 2 千円、次いでスペイン 23 万 7 千円、 中国 22 万 5 千円と続きます。(参照※1、グラフ d)オーストラリアとスペインが爆買いのイメージの強い中国より上位で す。どの国がどこにお金をかけているのか、費目別に消費額ランキングトップ 10 をグラフにしてみました。宿泊費において、1 位は英国、2 位オーストラリア、3 位スペインと総額トップ 2 が上位に並びますが、中国は 14 位でトップ 10 ランク外です。 (参照※1、グラフ e)宿泊費と比例して平均泊数も多いのか比べてみたところ、スペインが 14.3 泊、オーストラリアは 13.3 泊、中国は 9.7 泊で、いずれも全国籍地域平均の 9.0 泊を上回り、極端に中国の泊数が短いということはありません。 (参照※1、グラフ f)飲食費と交通費でもスペインとオーストラリアは上位です。(参照※1、グラフ g)(参照※1、グラフ h)ま た、オーストラリアの娯楽等サービス費 1 万 6171 円は 2 位の英国 8,341 円のほぼ 2 倍です。そして、この費目で中国 が 3 位にランクインしていました。中国大手 OTA で、盛んに中国人旅行者のコト消費へのシフトが報じられていますが、訪 日中国人旅行者の数値にもそれが現れているようです。(参照※1、グラフ i)しかし、買物代は相変わらず中国が 1 桁違 いでダントツトップということは変わりません。買物代ランキングには 7 位にクルーズ客もランクインします。(参照※1、グラフ j)

訪日外国人旅行消費動向

  中国人コト消費については、BUSINESS INSIDER JAPANの中国富裕層富山県高岡市視察旅についての記事を興味深く読みました。伝統工芸のものづくりを見学する視察ツアーですが、嵐のように買物をする中国人ツアー客に、思わず「買いすぎ」とつぶやく同行の日本人。(参照※2)オーストラリア人や英国人は、体験にお金を払いますが、アジアと違いお土産文化はないので、本当にその場で体験して終わり。自分が作った作品などは持ち帰るけれど、関連商品まで買い込む人はそれほど多くないと思います。体験ツアーでも、国ごとにお金をかけるところが違います。自社のどんなサービスや商品をどうすれば、どの国の人に受け入れられるのか。消費動向にあわせた戦略が必要です。

※1 2018年訪日外国人消費額(確報) 観光庁
http://www.mlit.go.jp/common/001283138.pdf
※2 コト消費 | BUSINESS INSIDER JAPAN
https://www.businessinsider.jp/post-178073

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