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コラム

2019年04月17日
アウンコンサルティング株式会社

中国海外旅行トレンド2018年

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インバウンドコラム
中国海外旅行トレンド2018年

中国旅行研究院&携程旅游Ctrip 2018中国海外旅行ビッグデータ

  携程旅游Ctripのレポートによると、2018年中国国内旅行者数は55億3900万人で、前年比10.8%増。海外旅行者数は1億4972万人、前年比14.7%増。2002年から2017年の15年間で、発行したパスポートの数は1.73億、年平均1千80万件で、パスポート所持率は人口の10%超えました。それでもまだ海外旅行の経験者は100人中5人ほどで、海外旅行市場はさらなる成長が期待できます。2018年の旅行消費額は5兆9700億元(約97兆7800億円)、対前年比10.5%増。別の試算によると観光によるGDPへの貢献は年間9兆9400億元(約162兆8千億円)で11.04%を占めます。(参照※1)日本観光庁が2018年2月に発表した旅行・観光消費動向調査によると、日本の旅行消費額が名目GDPに占める割合は4.6%でOECD加盟国中1番比率の高いドイツも10.0%(2015年)です。消費内訳が不明のため単純には比較できませんが、中国の数値はドイツを上回っています。(参照※2、グラフa)

平均消費額

  中国旅行研究院は2018年の海外旅行消費総額は1200億米ドル(約13億円)、1人平均では800米ドル(8万8千円)と予測しています。Ctripで2018年に海外旅行した人の平均費用も5500元(約9万円)で、これは前年とほぼ変わりません。収入増に伴い消費力が高まり、消費者はより高品質な旅行商品にお金を払う意向が強くなると予測。交通の便がよくなり、ビザ緩和や申請の簡易化などの影響で、2~3級都市(地方都市)からの旅行者も増加し、海外旅行市場に貢献するでしょう。平均旅行消費額の高い旅行者の居住都市トップ3は、長春市(吉林省の省都)の6754元(111,207円)、瀋陽市(遼寧省の省都)の6556元(107,947円)、北京が6343元(104,440円)と、1級都市の北京より地方都市の平均額が高い結果となっています。(参照※1)

海外旅行人気目的地

  日本とタイは変わらず、海外旅行先で一番人気です。今後、人気が高まりそうな目的地は、ミャンマー、モンテネグロ、南米諸国。2018年人気のショッピングスポット上位10都市は、香港、ドバイ、大阪、マカオ、東京、パリ、名古屋、ロンドン、シンガポール、京都で、日本は4都市もラインクインしています。文化に触れる旅への需要も高まっていて、博物館見学が人気上昇中。2018年海外10大人気博物館には、パリのルーブル美術館やNYのメトロポリタン美術館、アンコールワットなどそうそうたる博物館の中、日本からは8位に藤子・F・不二雄博物館がランクインしています。ドラえもん人気恐るべしです。(参照※1、表1)
  旅行先を選ぶ際は、便利で、安全、友好的なことを重視します。安全を重視し、旅行保険加入も増加しています。2018年旅行保険の購入件数は前年比20%増加しました。(参照※1)

若者が海外旅行の主力年齢層に ローカルガイドツアーが人気

  海外旅行者の男女の比率は女性52%、男性48%とやや女性が多く、年齢別では80后(80年代生まれ)が29%で最大シェアですが、90(90年代生まれの若者世代)が18%と70后(70年代生まれの親世代)17%を超え、旅行の主力層となってきています。90后、00后(2000年代生まれ)には、「说走就走(今すぐ行く)」旅行が流行しており、航空券、ホテルを自由に組み合わせられるお得なプランを好み、旅行中にネットでレンタカーや日帰りツアーを予約する傾向があります。(参照※1、グラフc)
  Ctripによると、団体旅行と個人旅行は半々の比率ですが、3~4級の地方都市では依然として団体旅行が人気です。Ctrip団体旅行利用者中、60歳以上の高齢者数が50%以上増加しています。年齢問わず、ネットでローカルガイドを予約するカスタムツアーの需要が高まり、2018年は1人当たり支出が7800元(約12万8千円)と1.5倍に、予約数は倍増しました。(参照※1)

※1 中国旅行研究院&携程旅游Ctrip
http://www.199it.com/archives/845519.html
※2 旅行・観光消費動向調査(2018年2月)
http://www.mlit.go.jp/common/001222336.pdf

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