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コラム

2019年02月19日
アウンコンサルティング株式会社

2018年 年間訪日外国人数(推計値)

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2018年 年間訪日外国人数(推計値)

年間総数 3,119万2千人 前年比 8.7%増

  2018年1月~12月の訪日外国人数は、前年比8.7%増の3,119万2千人でした。日本政府観光局(JNTO)が統計を取り始めた1964年以降、最多を記録しました。しかし、東日本大震災の翌年、2012年から6年間連続二桁成長を続けていた前年比伸び率は、8.7%増と一桁台にとどまりました。(参照※1、グラフa)国・地域別でみると、香港が前年比伸び率1.1%減の220万7,900人で、2011年以降初めて訪日人数が減少しました。韓国も2011年以降、毎年12~45%と幅はありますが2桁台で伸びてきた訪日人数が2018年は5.6%増にとどまりました。(参照※1、表1)

香港からの訪日者数が減ったのはなぜ?

  2018年は、香港からの訪日人数は前年同月を割り込んだ月が、1月、4月、7月、9月~11月と6回もありました。1月は2017年1月末だった春節休暇が2018年は2月中旬となったことから前年比-13.5%。4月もイースター休暇が3月ずれたため同比-14.1%です。7月は、大阪府北部地震や西日本の豪雨災害の影響で-3.4%。9月は、近畿地方を襲った台風21号や北海道胆振東部地震など自然災害の影響で-23.8%と大きく落ち込み以降11月まで3ヶ月連続で前年比マイナスでした。そのほか米中貿易摩擦による市民の消費マインド悪化が影響したとJNTOでは分析しています。(参照※1、グラフb)香港からの渡航が多い台湾も、交通部觀光局觀光のデータによると2018年は前年比-2.2%なので、やはり香港では海外旅行を控えた人が多いようです。(参照※2)

韓国からの訪日者数、伸び率が1桁台まで下落

  韓国は、2018年7月に前年同期比-5.6%となって以降、11月までの5ヶ月連続で前年割れが続き、12月はかろうじて前年比0.4%増と持ち直しました。(参照※1、グラフc)2016年熊本地震の際には前年比27.2%、2014年も7月末から8月にかけて相次ぐ台風や豪雨による土砂災害など四国、西日本から東日本まで広い範囲で影響を受け前年比12.2%と、自然災害に敏感に反応して伸び率が落ち込みますが、翌年には前年比40%以上の伸び率に持ち直す傾向が、これまではありました。(参照※3、※4、表1)しっかりと災害復旧情報を発信し、安心して旅行を楽しめることをPRできれば、2019年は韓国からの訪日旅行者は帰ってきてくれるのではないでしょうか。

世界の2018年海外旅行統計と比べると

  国連世界観光機関(UNWTO)によると2018年、世界の海外旅行者総数は、前年比5.6%増で、アジア太平洋地域(AP地域)は6.1%増でした。訪日外国人数の伸び率は世界・AP地域平均を上回っています。AP地域内では東南アジアが7.4%増で東北アジアの5.6%増を上回っています。北米は2.9%増です。(参照※5)中国・韓国・台湾・香港・米国が訪日人数不動のTop5ですが、2018年に昨年比14.7%増し、初の100万人台にのったタイをはじめ、旅行需要の伸びに勢いのある東南アジアへのシェア分散も大切です。(参照※1、表1)

※1 2018年 年間訪日外国人数(推計値)
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/190116_monthly.pdf
※2 台湾 交通部觀光局觀光統計資料庫
https://stat.taiwan.net.tw/ (中国語)
※3 気象庁 | 災害気象事例(平成元年~)
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/index_1989.html
※4 気象庁 | 主な被害地震(平成8年以降)
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/higai/higai1996-new.html
※5 UNWTO 2018年世界海外旅行統計
http://cf.cdn.unwto.org/sites/all/files/pdf/unwto_barom19_01_january_excerpt.pdf (英語)

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